私たちが食事をいただくまでの「食」のバリューチェーンはとても長く、様々なプレイヤーが存在します。
今回はその中でも、お菓子を製造している「森永製菓」様、料理レシピサービスを運営している「クックパッド」様、飲食店舗の開発と運営をしている「トリドールホールディングス」様に登壇いただきました。
登壇いただいた順にご紹介していきます。
■森永製菓株式会社 渡辺 啓太 氏
森永製菓のリソースを活用して事業を創り出す
『MORINAGA アクセラレータープログラム2017』のご案内
ちょうど「MORINAGA ACCELERATOR」の3回目の募集期間だったため、中心にご紹介いただきました。自社のエース人材を「ベンチャー留学」させるなど、積極的な取り組みをされている同社が、数年前まで「M&A」や「クリステンセン」をあまり知らなかったという出だしに驚いた方も多かったのでは。
「MORINAGA ACCELERATOR」は基本的に起業家の方がやりたい事業を森永製菓がサポートするという姿勢が基本だということで、多くの参加者が共感し、沢山の具体的な質問がなされました。
■クックパッド株式会社 住 朋享 氏
料理をとおした課題解決から「地球のこれから」を創るチャレンジを
核家族化や都市化による食文化の喪失や食育機会の減少、加工食品への依存、食材の均一化で、「孤食の増加」「フードロスの増加」「環境破壊」等の社会課題が生まれています。そこでクックパッドは、料理をとおして個人と地球の様々な課題を解決するためにチャレンジし続けています。
データの提供や相互送客ではなく、+αを一緒に考えてユーザーや世界の課題を解決し、幸せにする挑戦を出来る仲間を募集しています。
今回は新しい挑戦も発表され、沢山の質問がなされました。
■株式会社トリドールホールディングス 小林 寛之 氏
世界中に感動してもらえるような心あたたまるライフスタイルの提案
飲食店のイメージを持つ方が多いと思いますが、トリドールホールディングスは食の分野から、通販、EC、ヘアカラーなど幅広くライフスタイルでのイノベーションを実現すべく、新規事業にも果敢にチャレンジしています。国内のみならず海外でも様々な挑戦をしています。
ベンチャー企業をも驚かす意思決定の速さ、行動力、推進力も紹介され、会場が沸きました。また参加者から自社の事業と絡めた提案が積極的になされ、これからが楽しみな質疑応答の時間になりました。
■会場の様子
全体でのピッチ、個別ブースを問わず、沢山の熱い質問や意見交換がなされました。
同じ事業領域の参加者が多いため、参加者同士の交流も大企業ピッチの醍醐味だと思います。
登壇者及び関係者の方々、参加いただいた方々、ありがとうございました。
よい提携が生まれることを事務局一同応援しております。